今日は定例セミナーの日でした。元同僚の病院で、私が学生の頃からお世話になっている臨床病理医の先生をお招きしての2ヶ月に一回集まる勉強会です。
今夜の内容は胃腸の腫瘍、急性膵炎、症例相談。いつもいつも、おさらいも含めて、学ぶ事ばかりです。いくつになっても、何年やっていても、自分の未熟さを痛感させられます。また医療につきものである新しい情報や、過去の常識が今の非常識、なんて事も教えて頂けます。
新人の頃から月一回、当時の勤め先でも深夜まで勉強会で学ばせてもらっていました。それ以外でも、分院で一人で診療していた頃は、どうしていいか分からない症例に出会っては迷わず連絡し、当時大学の研究生だった先生の研究室に夜な夜な相談に行ったり、職場に来て頂いたりしていました。東京を離れて勤務していた8年間も、先生には個人的によく相談させてもらっていました。難しい症例や頭を抱える症例、行き詰まった時、どうしていいかわからない時、新しい情報が欲しい時、とにかく困ったらすぐ電話。どれだけ救われてきたか、計り知れません。
勉強会中、指されて答えられなかったり、間違えると突っ込みが厳しく、新人の頃はよく怒られました。恥をかくことはしょっちゅうでした。今では、若い先生の間違いを答えを教えてやれと指されては、間違えると「笑って許されるのは25歳までや」と突っ込まれます…..。無愛想で清潔感のない男ですが、心のとても暖かい、引出しを沢山持った、とっても頼れる私のブレインです。お世話になった院長と同じく、私をここまで育ててくれたとても大切な恩師です。
今日も深夜まで、大変お疲れ様でした。いつもありがとうございます。