日曜日は早朝出発で快晴の中、車を走らせ大宮に行ってきました。
動物専門学校の実習室をお借りして、3人一組で実際のワンちゃんをお借りしての超音波実習、
TRVA夜間救急医療センターの、私が大尊敬するお二人、中村篤史先生と塗木先生のウェットラボでした。
大宮会場まで車で行ったのは、大宮に親戚の伯母が住んでいるからです。実習帰りにお墓参りを兼ねてお邪魔しようと、時間も移動も有効活用したがる性分なんです。実際美味しい焼肉屋で最高の食事をしてから帰って来ました♡
さて、時間があっという間に過ぎてしまった今回のセミナー実習。お二人の講師の熱い講義と実習の際のご指導、マジ惚れます。質問に何でも丁寧に実演して答えて下さったお二人。頭が上がりません。
前日(当日)も朝2時まで救急で働いてからの出動である中村先生と、4日前まで熱が出ていて前日まで声が出ない中仕事をされていて、この日のためにステロイドを内服して声を出して指導して下さった塗木先生。(コロナではありません)
日本各地で抗議や実習を重ね、日本の救急医療のスキルアップに大変貢献して下さっています。
今回実習に参加された先生方の多くがそうであったように、私自身も数年前の中村先生の講義に出会うまで、救急エコー(FAST=外傷時迅速超音波検査)の概念すらありませんでした。
FASTの中でも、特に肺は、エコーで見えない臓器と教わった世代、見えないはずが何か見える=異常所見、として重要視されたのはほんの最近です。それを日本中の臨床医にガンガン広めて下さる救急医療チームの先生方の熱意、いや、マジ惚れます。
勤務医なりたての頃は、状況にもよりますが、だいたいが血液検査やレントゲンを優先して、最後に超音波と教わったものです。
状況によっては何よりもFASTが最優先となること、その汎用性から実技までを今回またみっちり学ばせて頂きました。何度聞いてもためになります。
学んだあとのお肉はまた格別でした。カルビ三昧。車のため飲めなかったこと以外は大満足な一日でした。