月に一度の超音波実習セミナーに参加してきました。

昨日は頚部の超音波実習。甲状腺、上皮小体、下顎線やリンパ節を描出する講義・実習を受けました。腹部、胸部(心臓)と実習をしてきましたが、まだまだ画像診断を専門とする先生方から学ぶ事は尽きません。恥ずかしながら新しい知識、技術を毎回教わっています。超音波装置の精度も、獣医師の技量も昔より随分と進歩しているように感じます。超音波で得られる情報量は、我々の技量さえあれば、かなり多いと実感しています。日々精進しなければ・・・。

超音波検査では、腹部で消化管をくまなく検査する際や、心臓、頚部の検査の際は毛を刈る必要があります。剃毛する事で、小さな変化や数ミリの病変を見逃さずにすみます。検査が必要な際は飼い主の皆さまのご了承を得てから剃毛を実施させて頂きますがご理解とご協力をお願いします。(剃毛した部位がしばらく生えてこない事もあるので・・・)

当院では診察室と手術室に、2台の超音波装置をご用意しております。診察中に、触診の延長でサッと当てて調べられる簡易用と、手術室にお預かりして剃毛してしっかりと精査する用に。

と、偉そうなことを言っていますが、実は元同僚が買い替えのため譲ってくれたから、2台あります(⌒-⌒; )