看護師の庄司です。
先日、猫の腎臓病の薬、ラプラスの院内セミナーをしていただきました。
腎臓病は高齢の猫で多く見られる病気で、10歳以上の30〜40%が腎臓病であると言われています。
主な症状は多飲多尿、食欲低下、体重減少、嘔吐、貧血など…
最近お水をよく飲む、頻繁にトイレに行く、急に痩せたなどの症状があったら要注意です!
腎機能は一度壊れてしまうと回復しません。なので腎臓病は一度なると完全に治す事がほぼできません。
臓器移植などの方法もありますが、現実的ではないという事でした。
そこで登場するのがラプロスです。
ラプロスは腎臓病の進行を 遅らせる お薬です。
腎臓病を 治す お薬ではないので注意です。
ラプロスは動物医薬品で初めて腎機能低下の抑制を認められた治療薬で、高い安全性も証明されています。
食欲不振の改善や、体重の減少を抑制する効果などがあります。
腎臓病になる原因は今ははっきりと分かっていないため、特に高齢の猫ちゃんは定期的な健康診断をおすすめします。
日頃から自宅で体重測定をしたり、おしっこに異常がないか(色が薄い、ニオイがしないなど)注意して見てあげる事が腎臓病の早期発見、早期治療に繋がります。
今回のセミナーでも途中でうとうとして先生に怒られましたが、改めて猫ちゃんの腎臓病について学べました!
実家の猫もしばらく健康診断をしていないのでそろそろ健康診断に連れて行こうと思いました…
ちなみに院内猫のくまの腎臓は今のところ元気です