昨日は院内セミナーでした。新発売からいつの間にかもう7年目となる動物用鎮痛剤(非ステロイド性消炎鎮痛剤NSAIDs)のとあるメーカーさんのセミナー。
なかなかナイスセレクトなお弁当を美味しく頂きながらのランチョンセミナーでした。
そこが狙い、ではありません。あくまで学びの場です。
動物用NSAIDsが普及してからは随分経ちますが、各メーカーから次々と登場し、ラインアップも豊富で、使い慣れたものからの移行に少し勇気がいります。
それぞれの利点や副作用のリスク、使い方や特徴を、他社と比較して学べるので、メーカー主催のセミナーはなかなか面白いものがあります。
他社商品のセミナー同様、今回のセミナーも、先ずは作用機序の基本をおさらいするところからスタートしました。スタッフにとっても、とても勉強になるのでありがたい限りです。
おっと??
眠気と戦っている????意識が遠のいて行く隣人。
こら〜!起きなさーい!!
所々、少し難しいみたいです。
当院では今回のセミナーを受けて、改めてこの商品の良さを知りました。更に上をいく商品が開発されない限りは、使い続ける方針です。
より副作用が少ないだけでなく、作用発現が早く、更に炎症部位に薬物が高濃度に留まり作用を発揮する、更にちょっと美味しい錠剤で与えやすい!
わんちゃん猫ちゃんの痛みは、症状がわかりにくく、動物診療では疎かにされてきた歴史がありますが、痛みを取り除く重要性は今日では当たり前です。
各分野の研究会同様、「動物の痛み研究会」が存在するほどです。
生活の質(QOL)の向上のため、痛みの症状に対するお薬処方としてはもちろん、手術時の投与も当たり前、更にその副作用が最小限でかつ痛みに確実に効くこともとても大切と感じております。
うちの子、痛がっているかも?と感じたら、どんな些細なことでも、お気軽にご相談ください。
痛いサインは個人差がとてもあります。ちょっと元気がない、短気になった、動きたがらない、食べ方が遅くなった、いつもより甘えてくる、悲しい声で鳴く、などなど・・・。
当院のくまは、腰をポンポンすると、まるで男とは思えないほど甲高い声で「んにゃぁ〜〜〜」と喜びます。
いた気持ちいのだと判断しておりますので、続けています。
いや、私にはポンポンさせず逃げていきますが。
看護師にしか抱かせない可愛くないやつです。