吐いた。
オレ、夏バテか?
それとも一気食いしたからか?
朝一で、ケージ覗いてオレのブツを見た先生は、
「スタッフにそうじしてもらおうね」
と優しく声だけかけて、階下に降りて行った。
あいつ、何もしない。
その後、看護師出勤。
「あらあら」
すぐにオレの部屋をキレイにしてくれる。
だから、好きだ。
腰をポンポンなでてくれる。
やっぱ、好きだ。
それでも、猫じゃらしがあれば、うっかり先生とでも遊んじゃうオレがいる。
パパン
パン
パン
トリャッ
あ。
近づきすぎた。
離れろ!
ふう。
まただ。
先生、
オレの頭を叩くな。