ブログご無沙汰しています。ピンクの上着を着ています、院長の岩城(イワキ)です。
時々電話で業者さんに「イワシロ院長」とか、お手紙などで「岩木様」と書かれたりしますが、気にしていません😅
岩合さんの写真を見ると、野良猫ちゃんの自由で幸せそうな姿に癒されますよね。
日向ぼっこして、猫好きのご近所の方々から毎日ごはんもらって、気に入った仲間と散歩して・・。
でも、やっぱり、ご家族に愛されて、室内飼いの安全な環境で、毎日の健康管理をしてもらえるのが我々の立場からするととても安心です。
先月、ずっと餌やりをしていた外猫ちゃんが、ぐったりして食べなくなったからと、女性が段ボールに猫ちゃんを入れて来院されました。呼び名はマキちゃん。
普段は逃げちゃってとても捕まえられない猫ちゃんとのこと、来院時は衰弱し、痩せ細り、低体温で昏睡状態に陥っていました。
重度の腎臓病と全身のノミ寄生、重度貧血と脱水状態。すぐに入院治療が必要な事、助かる可能性は低い事をお伝えし、治療してあげたい、見捨てられない、と、ご決断下さいました。
1週間の入院の間、徐々に反応が見られ、頭を上げられるようになり、体温が平熱になり、トイレに入れるようになり、そして、自分から食べられるようになりました!ノミ糞をシャンプーで落としてふわふわキレイに変身して、退院。家猫ちゃんとして可愛がってもらえることに!
退院後、外に出たがる事はなく、ぬくぬくと過ごしてくれた家猫マキちゃん。
皮下点滴の通院の中、徐々に痩せ細り、また食べなくなって行き、一月後、ご自宅で、安らかに息を引き取ったマキちゃん。
外の世界で冷たくなって死んでゆくのも運命かもしれません。でも、暖かい寝床で、安らかな最期を迎えられるって、とても幸せな死に方かなと、私は考えます。
愛情のかけ方も、考え方も、事情も、人それぞれです。
野良は野良のままで自然に・・・、家では飼えないから野良にまた放します・・・、費用はかけられないんです・・・、保護したからには我が子として面倒を見ます・・・などなど。
答えは一つではありません。
でも、マキちゃんがご家族の愛情と温もりの中で晩年を過ごせたことは事実です。
私には、そしてきっとご家族にとっても、それが何よりの最期だったのではと思えます。
こちらの子猫ちゃんは、
また新しく、保護されて家族に迎え入れてもらえた
別の猫ちゃん。
のちにチャイちゃんと命名されて、すくすくと育っています❤️