実は、なんと開院後になって、どうしても欲しかった検査機器を、営業の方の押しに負けて(?)結局買ってしまいました!本日はその納品・設置日でした。

早速院内紹介にも載せる予定ですが(Snuggle Upさまが)、ここでも簡単に紹介しましょう。

一つはホルモン測定装置です。

わんちゃんに多い甲状腺機能低下症、猫ちゃんに多い甲状腺機能亢進症。お薬で治療できる病気ですが、定期的な検査が必要です。また、わんちゃんに多い副腎の病気も。更には肝機能の指標となる総胆汁酸測定。これらの検査はどれも、多めの採血量と、外注検査の結果待ち、数日後に飼い主様へ結果ご連絡、後日結果やお薬のお渡しといった流れが一般的です。それらが当院では、本日より院内で測定可能となりました!

少ない採血量で、短時間にその場で結果が出るため、説明や処方のための飼い主様の再来院の手間が省けますし、何よりもいち早く病気を診断し治療を始めてあげられます。

もう一つは血液凝固検査装置。

血液凝固異常を調べる検査です。あらゆる基礎疾患の合併症として起こる播種性血管内凝固症候群(DIC)は診断・治療が遅れると助かる可能性が非常に低くなります。また、先天性の凝固異常も一般的な血液検査では異常が見られません。手術前の検査としてもとても有用です。

こちらも外注検査に頼らずにその場で結果が得られます。あるととても心強い検査機器の一つです。

開業早々にローンを増やしてでも、置いておきたい機械たち。設置が終わって、眺めて、幸せに浸る午後でした。今夜も質素な夕食です(笑)